高校生の息子は芸術科目で音楽を選択しています。ちなみに彼はピアノは弾けません。

ある日こんなことを言いました。

息子「今学期の音楽の成績は、レポート提出なんだけどさ、そのタイトルが『音楽の力』でさ、何書いたらいいんだかわからん」

おお、ここは私の出番か!? やっぱり専門家らしいアドバイスをしないと!

私は意気込んで、でもけっきょく思いつくままてきとうににしゃべり始めました。

 

 

私「このまえ羽生選手が『花は咲く』で滑ってる動画をみて(感動して)鳥肌がたつ、って言ってたよね。あれってさ、もちろん知っての通り東日本大震災の復興を応援する意味合いで作られた曲だし、羽生選手もだからこそあの曲を選んだんだよね。

あなたが(息子が)鳥肌がたつほど感動したのと同じようにあの動画に感動してるひとがたくさんいるよね。あの歌に励まされたり、背中を押されたりしたひともきっとどっかにいるよね。(そして癒されたり、立ち上がれたりした人も)

そんなふうに、人の心を動かすことができるのが、音楽の力だと思うの!

息子「……………(お母さんが熱く語り始めちまったよ(‘ω’)」

 

私「そうそう、デヴィッド・ボウイとベルリンの壁の話は知ってる?」

息子「知らない」

私「東西冷戦時代にさ、デヴィッド・ボウイがベルリンの壁にスピーカー向けてライヴをして、って話。」

 

その時ベルリンの壁の東側にいたひとたちは、壁越しにかれの歌を聴いていた。そしてベルリンの壁崩壊後、ドイツ政府からデヴィッド・ボウイに感謝のメッセージが送られた、というような話です。

私「だからさ、もちろんベルリンの壁崩壊に直接かかわるわけじゃないけど、その壁に亀裂を生んだというか、人々の心に訴えかけて、ベルリンの壁に亀裂を生むような気持ちを呼び覚まさせたというかさ、そういう感じ。ああもう、デヴィッド・ボウイ ベルリンの壁 でぐぐるといい記事が出てくると思うからぐぐってよ!」

息子「……………(めんどくせえ)」

 

そんなこんなで、音楽は人の心を動かす。そして人の行動も駆り立てる。

 

というようなことを懸命に息子に話したのですが、最終的に息子は

「………難しいな」

といって立ち去っていきました。

 

 

 

あれ? 私役に立たなかった?( ;∀;)

 

ていうかぜんぜんピアノの先生っぽい話じゃないし!