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先週からクリスマスソングをレッスンで紹介しています。気に入ったものがあれば、クリスマスまでの期間限定でレッスンで弾いてもらいます。
教室でクリスマスイベントを企画しているわけではなく、単に楽しみで弾いていただければとおもって毎年この季節はクリスマスソング。
(中には、ふだんのレッスン曲を進めたいという方もいらっしゃるので、各々ご希望があるか伺っています。)

自分が子供のころ、クリスマスソング弾きたかったんですよねー。
いわゆる耳コピで遊び弾きはできても、アレンジの才能とかないので、物足りなかったというかすぐ飽きてしまったというか。
それで、毎年みなさんにはクリスマスソングを楽譜と一緒に紹介しています。

そしてピアノの先生になって知ったこと。クリスマスソングってめっちゃたくさんある!
街で、お店で、何気なく流れてくるクリスマスソングも、注意して聴いていると多種多様です。

定番(ジングルベル そりすべり サンタが街に~~ We wish your merry christmas などなど)、往年のポップミュージック(ラストクリスマスとか)、往年のJ-Pop(クリスマス・イブとか)あとクラシック(アヴェ・マリアとか)うん、きっと最近のもあるはずだけど、ごめんちょっとわからない。

クリスマスソング集と銘打った楽譜も毎年たくさん発売されます。そういえば今年買った楽譜の中には『主よ人の望みの喜びよ』とか入ってました。これクリスマスソングだっけ?? もとはカンタータでピアノアレンジが広まってるってやつじゃね?
でもひいてみるとなんかこう、そういえばクリスマスっぽい(笑)。穏やかな、光さす感じ。
中学生の方がひとり、この曲を選んで弾いて下さるようです。

Youtubeもたくさんピアノのクリスマス曲が上がっていますね。世界各国の方のいろんな演奏が楽しめるのがよいですよね。

検索したらたまたま見つけたゴージャスなラストクリスマス↓。

白いピアノとジャージ?………

先週、小学1年生のMちゃんがレッスン室に入ってくるなり
「こんしゅうはいっぱい練習した!」
と言って、あいさつもそこそこに弾き始めてくれました。
そしてりっぱに弾き終えました。
「わあ、とってもよくひけたね!」
「うん、あのね、五時半におきてピアノをやったの。それから漢字とか勉強して学校に行った。それで、学校から帰ってきてすぐピアノをやって、そのあとさんすうと・・・」
「すごいな!えらいね!」
「うん。それでね、毎日やったんだよ!!」

なんてえらいんだろう。まだ1年生なのに。
お母様がそういうふうに持って行ったのかな。それも素晴らしいな。

ピアノの先生としてというか、母親として思うことがあります。
練習したらうまくなる、という経験を積むことが大事なんじゃないかな、と。
できなかったことが練習したらできるようになる、という経験を子供のころにたくさん積むと、大きくなった時、生きる力の一部になるんじゃないかな。
たとえば受験勉強でめげそうになったとき頑張れる力。
部活でどうしても勝てないとき、もう一度立ち向かう力。
自分の可能性を信じられる力。
そういうものが蓄えられるんじゃないかな??

そうだといいな、と思っています。
だから、よく練習してあるなと思うときはめちゃくちゃほめます。
音楽の指導をしているというよりは、母親の気持ちかもしれません(^_^;)

今年の発表会の写真をギャラリーにアップしています。
今年は高学年以上の方に多くご参加いただいて、プログラムも大きな曲が並んでいます。
皆さん完成度の高い演奏をされて素晴らしかったです。ありがとうございました。

もし当教室の発表会の特徴をあげるとしたら、連弾とソロ2回ステージに立たれる方がいらっしゃることかもしれません。
これはもともと、もっと参加人数が少なかったころ、みなさん全員に連弾とソロをやっていただいていた歴史?があるからです。
『先生と連弾』、お友達どうしの『なかよし連弾』、ご家族のだれかと演奏する『ファミリーで連弾』など、ご希望のペアで弾いていただいています。
そういえば今年はなかよし連弾がありませんでした。
例年、名乗りを上げてくださった方々が取り組んでいます。ほかの教室のお友達と演奏される方もいらしゃって、新鮮な空気を発表会に吹き込んで下さいます。

〇ピティナ・ピアノステップのご案内の手紙をレッスン時にお渡ししています。
手紙にも書きましたが、ご参加ご希望の方はお早めにお返事いただければ幸いです。希望されない方もお手数ですがお返事をお願いいたします。

先週は中学校の合唱コンクールウイークでした。
当教室からは二校、3名の方が伴奏者として活躍されました。
そしてなんと、三人とも伴奏者賞をいただきました!

合唱コンクールの伴奏者の苦労は以前ここにも書きました。長くて難しい曲を夏休み中から練習を始めて仕上げていきます。
また合唱コンクールではありませんが、この秋は、発表会直後から2週間で合唱伴奏を仕上げた小学生の方もいらっしゃいました。
皆様熱心によく練習されて、この秋の実りとなりました。

ソロ曲のレッスンと違うのは、常に歌を意識して弾いていくところです。
私は中学校は2校とも当日合唱コンクールを聴きにいきました。
今回賞をとられた三名の方は、本番でほんとうによく歌に寄り添って、一体となった伴奏ができたように思います。
各中学校の審査員がどんな観点で聴いて下さったかはわかりません。でももし、そういうところをくんでいただけたとしたらとても嬉しく、光栄です。

【お知らせ】
〇発表会写真のウェブ注文が始まっています。素敵な写真がたくさんあります。ぜひご注文下さい。
〇レッスン予定カレンダー、春と秋切り替えの方はレッスン中にお渡ししています。

レッスンに関係ない所帯じみた話題で恐縮ですが、先週は、まず台所のガスコンロが壊れ続いて携帯が故障しました。
今年は色々壊れる時期なのか、ちょっと前に衣類乾燥機も壊れました。( ;∀;)
そういえば、レッスン室のPCも悲惨な状態なのをだましだまし使っています。
ぐぐぐ、それはダメだろう私。

機械といえば。
楽譜もタブレットでみる時代が始まっています。ピアノの先生の講習会的なものに行くと、ふつうのタブレットやスマホで楽譜をみている先生がいらしたりします。
少し前ですが、バレエの何かの審査会で、ピアノ演奏者がデジタル楽譜を使っていたというお話を、あるお母様から聞いたこともあります。

クラシック音楽は、作曲家の作品を解釈して表現するものなので、楽譜って重要なアイテムなんですよね。

今ちょっと検索したら、タブレットのような汎用性の高いものでなく楽譜に特化した電子機器も出てました。
別に宣伝の意図はありませんが、リンクを張っておきますね。
GVIDO

かっこいい。欲しい。

うん、でもその前にレッスン室のPCをなんとかしないとね!!

【お知らせ】
★明日8日から発表会スナップのウェブ販売が始まります。パスワードなどの掲載されたチラシは配布済みです。もし紛失された場合はまだありますのでご連絡ください。
★それとは別に、レッスン時に集合写真と演奏写真のセットをお渡しします。こちらは発表会費に含まれておりますので、代金は必要ありません。


アンケートをご提出くださった皆様ありがとうございました。
日々のレッスン、そしてこれからの発表会の糧にさせていただきます。
以下ご紹介いたします。少々割愛させていただいているところもございますがどうかご了承ください。

〇とても素敵な発表会でした。ピアノの演奏で、こんなにも癒され日々の忙しさから解放されました。
川名より/今年は大きな曲を弾く方も多く、また低学年~中学年の方もクオリティ高く仕上げてくださいました。音楽の癒しの力を発揮できたとしたら参加された皆様の努力の結晶と思います!

〇初めての発表会だったので心配していましたが、本人はとても楽しみにしていました。リハーサルではひっかかっていたので大丈夫かな?と思いましたが最後まで弾けたのでよかったです。
川名より/着実に練習を積み重ね、きちんと仕上げていらっしゃったので大きな心配はしていませんでいたが、完璧に弾ききって素晴らしかったです!

〇今年で早六回目の発表会になります。ギリギリまでご心配をおかけして申し訳なく、ハラハラし通しの当日発表となってしまいます。もう少し早くやる気スイッチが入ってくれれば。全体として皆さんレベルが高く素晴らしかったです。
川名より/いえいえ、八月半ばから計画的に練習を進め、当日にきっちり間に合わせることができました。底力を感じます。当日の演奏も堂々としてご立派でした!

〇初めての発表会で、何もわからず、一人で出られなかった娘ですが、失敗することなく最後まで立派に演奏することができました。良い思い出になることと思います。高学年のお兄さんお姉さんのようなステキな演奏ができるようがんばっていって欲しいです。
川名より/ふだんレッスンで弾いているものよりもだいぶ難しい曲もあったのですが、きちんとクリアされほんとうに素晴らしかったです。高学年になられる頃にはきっと、ぜったい今回のお兄さんお姉さんのような演奏ができるようになるでしょう!

玄関先に萩の花を置きました。

萩の花には思い出があります。
昭和の昔、私は高校生。
東京で寮生活を送っていました。音大付属高校に入ったからです。両手に抱えきれないほどのコンプレックスを抱えていましたっけ( ;∀;)。
そんなある日の高校の図書室。私は国語のH先生と話していました。
どんな流れだったか忘れましたが、たぶん自分の劣等感について話したのだと思います。自分は田舎者で引け目を感じるとか言ったのかもしれません。
その時の先生の言葉を萩の花を見るたびに思い出すのです。

ちょうどそのころ授業で萩の花をモチーフにした短歌か俳句を勉強していたのですが
「ねえ川名さん、じっさいに野に咲いてる萩の花をみたことがある人のほうがあの俳句(?)を詠んだ作者の気持ちに近づけると思わない?都会育ちの子にはそんな経験は持てないよ。野に咲いている萩を見たことがあるって素晴らしいことなんだよ」

先生は続けて、
自分も田舎から出てきて大学に入った。だから気持ちはわかる。でも、田舎に育ったことにはそういう価値だってあるんだよ。この場合は文学をより深く理解する経験を持ってるということだよ。

そんなことをおっしゃいました。

(で、その俳句だか短歌だかもここで紹介したいと思ってですね、先日からネット検索してるんですけどみつからないんですよね。ううう。)

なんだか私の文章だと感動も驚きもないんですが(*_*;、高校生の私の胸には深く響いて、それ以来少なくとも田舎者であるということで必要以上にじぶんを卑下することはなくなったように思います。

今このブログを書きながら考えることは、高校生の時期にこういう言葉をもらえた自分はとても幸運だったな、ということです。
今でいう自分を肯定する言葉をいただいたのだと思うし、また、こんなふうにものごとをとらえる視点があるのだ、ということを教えていただいたのだと思います。
こういう言葉は大人になるとなかなか言ってもらえないものです。

萩の花をみると、H先生のやさしさと教養の深さをなつかしく思い出します。

10月より新規の生徒さんの募集を再開させていただきます。
現在の空き時間は以下の通りです。が、
いまの時代、皆様お忙しいですよね。
個人教室ですのでできるだけ(現在の生徒さんに影響が出ない範囲で)
ご希望に添いたいとも考えております。ご相談ください。
ご連絡お待ちしています。

8月23日に発表会が無事終了しました。
演奏された皆さん全員すばらしかったです。
発表会デビューのお二人はお二人とも三曲弾いて、パーフェクトでしたね!頼もしいです!
レッスン中やリハーサルで不安が残っていた方も中にはいらっしゃったかもしれませんが、本番はばっちりでした。

来年もこの9月に発表会を開催する予定です。来年に向けて、ご意見ご感想などいただければ幸いです。

どうもありがとうございました!

私「とてもよかったですね! Yちゃん演奏も素敵でしたよ!だから私としては伴奏者賞も欲しかったんですけど…」

お母様「ううん、先生、Yはね、自分が賞をとるより、クラスが優勝したほうが嬉しいって言ってた。だから今日はとっても嬉しいって」

これは、とある年のとある中学校のとある合唱コンクール結果発表のあとで、学年優勝したクラスの伴奏をつとめたYさんのお母様と交わした会話です。
私ははっとしました。
そうか、Yちゃんはそう思っていたんだ! 
そしてこの時私はとても大切なことを教えていただいたのです。

ピアノ教室をひらいて数年後くらいから例年、誰かがどこかの中学校の合唱コンクールの伴奏をつとめて下さるようになりました。だいたい、夏休み前に伴奏者として決まって、楽譜をもらって、10月中旬~下旬の合唱コンクールにむけて練習を始めます。
大変なんですこれが。
まず、曲が難しい!! シャープやフラットがいっぱい! 速い! 細かい! 複雑! 
そして曲が長い!! なんなの10ページあるんですけど!!(曲によります)
そして夏休みといっても部活だし! 三年生は総体だし!受験だし! 一、二年生だって体育祭だし新人戦だし!
けっこうな負担です。
しかも、クラスで一人か二人だけがそういう負担を背負わなければならない………わりに?、周りのひとは学校の先生も含めて、なーんだか弾けて当然みたいなカンジだし(T_T)。
私がたびたび話してきたことは、それでも、そしてクラスの状態が良くても悪くても、とにかく伴奏者はあのステージの上で弾かなければならないんだよ、ということでした。

ううーん、いまいちネガティブな言葉でしたねぇm(__)m。もしかしたら自分の経験から来た言葉だったかもしれません(^_^;)。

でもそれだけじゃないんだ! みんなと一緒に音楽を造れる、自分の特技でクラスに貢献できる!こんなに素晴らしいことはないじゃないか!

うまく言葉にできないのですが、そういうことを最初に書いたYさんのお母様との会話で気付かせていただきました。
Yさんは素直にふつうに、クラスが優勝したほうが嬉しいと思っただけかもしれない。けど、
みずみずしい感性でもって、自分自身でその気持ちを育てていたということでもあるでしょう。誰に強いられたわけでもなく。ほんとに素敵なことだと思いました。

今年も今のところお二人、合唱コンクールの曲に取り組んでいる方がいらっしゃいます。
お一人は発表会とかけもち、もうお一人は受験生です。

やっぱり、ピアノの先生としては、まずは良い演奏ができること、音楽として完成させていくことを目標にします。
そして同時に、伴奏者とは、ほかの人には味わえない喜びと経験を得られる、しかもクラスに貢献できる素晴らしいものだということをお伝えしていければと思っています。

ときには苦しいときもある。でもきっと、頑張った先には達成感がある。喜びがある。仲間と音楽を創り上げる楽しさが感じられたら最高だよね。

誇りを持って行こう。

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