【お知らせ・再掲】ただいま発表会に向けて全力投球中です。
大変申し訳ないのですが、生徒さんの募集と体験レッスンは10月までお休みさせていただいております。
9月23日にきみぶんで発表会を開きます。足をお運びいただければ幸いです。



☆明日11日から17日まで、月二回の方(曜日によります)や変更レッスンの方以外の通常レッスンはお休みです。
よろしくお願い致します。


さて今週、小学生男子Sくんのレッスンをしておりました。その時の課題はクレッシェンド。何回か部分練習をして、通して弾いてみたとき。
「ここのところ(2回目のクレッシェンド)は、何も考えてなかったけどできた!」と彼が嬉しそうに言いました。
私も嬉しくなりました。「それはSくんの中にある音楽が出てきたってことじゃないかな!」
そしてこの、「考えなくてもできた!」という経験自体に価値があるように思います。


『考えなくてもできる』
目指すのは、その方向です。
スポーツはわかりやすい例と思います。ボールを取った後で「さてこれからどうするか」考えている選手はいないでしょう。
考える間もなく体が次の動きを始める、臨機応変、ベストな動きへと。
勉強もそうですよね。2×4は、えーと、2たす2たす2…とかやってるとかえって大変だから、九九を覚える。
じゃあ、その『考えなくても体やあたまや指が反応する』にはどうしたら良いのでしょうか。
そこで
チャラララッタラ~♪
『はんぷくれんしゅうー』(ドラエモンの声で)


何度も何度も同じ動作を繰り返すことで、
考えなくても体が勝手にベストな動きをするようなレベルに到達するってことかなあ。
スポーツのみならず
受験勉強なんかも『○○という問題集を2巡3巡せよ』とか言います。繰り返して問題を解くことで得られる力があるのでしょう。
ピアノもそうなんです。
できるようになるまで繰り返す。できても繰り返す。無意識にゆびがそう動くようになるまで。


反復練習?えー、めんどくさい。
うん。よくわかる。
それに、私は若いころよく思ったのですが『2,3回でできるようになる人がいるのに、10回やってもできない私(T_T)。不公平だ』
まあ不公平だよねえ。でもおばさんになった今は思うんだ。

それでも、15回やったらできるかも知れないから、やったほうが得じゃね?
それに、たとえ完璧にできなくても、練習した分はちゃんと自分の中に蓄えられているんじゃないかな。